【AutoCAD徹底研究】AutoLISPなどによる設計作業効率化・自動化

AutoCADの日々の設計作業をもっとスマートに、もっと効率的に。AutoLISPを使用して日々の業務の効率化を考えていきましょう。

AutoLISPとは:CADユーザーは必ず学ぶべき!

このブログではAutoCADを効率化する方法としてAutoLISPの学習をおすすめしています。AutoLISPを学ぶメリットについて詳しくみていきましょう。

目次

 

AutoLISPとは何か?

AutoLISPは、AutoCADに搭載されているインタープリタ型のプログラミング言語です。この種の言語はソースコードを1行ずつ読み込み、その場で実行する特性を持っています。

AutoLISPを利用することで、独自のコマンドを作成したり、システムの設定を変更したり、さまざまな対話型ダイアログボックスを生成したりすることが可能になります。

これらの機能は、AutoCADでの作業を自動化し、効率化するために用いられます。

AutoLISPはAutoCAD専用のプログラミング言語で、無償で利用することができます。

 

AutoLISPを学ぶメリット

AutoLISPを学ぶことで、AutoCADの操作を自動化し、作業効率を大幅に向上させることが可能になります。

例えば、図面の描画、パーツの挿入、図面情報の整理などの一連の作業を一つのコマンドとして登録しておけば、それらの作業を一度に実行することができます。

これにより、手作業で行うよりも高速かつ正確に、作業効率があがります。

また、AutoLISPは、ユーザーが自分自身でプログラムを作成し、自分だけのカスタマイズしたコマンドを作ることができます。AutoLISPで自分の作業スタイルに最適化された環境を作りましょう。

 

設計業界とAutoLISP

私は8年間建設コンサルタントに所属していました。上司・同僚は皆AutoCADや互換CADを使用していましたが、AutoLISPを使用してCADをカスタマイズしている人は少なかったです。

これは設計業界の一部で高齢化が進んでおり、コンピューターに詳しくない人が多いことも一因かと思われます。

しかし、こうした状況はAutoLISPの知識を身につけるチャンスでもあります。AutoLISPを理解していると、同僚や競争相手に差をつけることができ、これがあなたのキャリアに大きな利点となるでしょう。

CADを日常的に使用している方々には、ぜひAutoLISPの学習をお勧めします。

 

まとめ

AutoLISPとはAutoCADに搭載されているプログラミング言語のこと

・AutoLISPで独自のカスタマイズコマンドを作成可能

AutoCADを使っているならAutoLISPを学ぶことは作業効率UPに有益